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過去の記事一覧
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「フリードマンは悪いけどハイエクは悪くない」という議論について
はじめに 本論文は、ある雑誌に載せていただくために、リーマンショック後の2009年に書いたものを再編集したものです。そのときは雑誌の廃刊のため日の目を見ることはなかったのですが、今読み返してみても基本的な論理は通用す… -
グローバル化の本質
グローバル化が進むこの時代、企業はどこからどこまでそっくりなクローン社員、あるいは取り替え可能な知的ロボット社員を求めているのである。 -
日本のTPP協定交渉第2ラウンドが始まった
TPP協定交渉参加国の交渉担当者たちは、ぎりぎりまで年内妥結という目標を掲げ続けながら、12月10日のシンガポール閣僚会合終了後の声明では、ついに妥結どころか大筋の合意すら見送りました。今年7月25日にマレーシアの会合… -
『モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする』( 著 マリー=フランス イルゴイエンヌ)を読んで
久しぶりのブックレビュー、フランス人のマリー=フランス イルゴイエンヌさんの書いた『モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする』という本を少しだけ読んだのですが、内容的にフランスやヨーロッパ諸国よりもむしろ日本で多く読ま… -
「人口減少説」はトンデモ説の典型 ー 失われた20年の正体(その5)
今回は失われた20年の原因を巡る諸説のうち、人口減少説を取り上げています。 -
グローバル化は「日本の発展途上国化」をもたらす
「グローバル化は時代の流れで、止められない」と、よく言われます。そして、日本においても「グローバル人材」が求められるとされ、教育の「英語化」など、色々な取り組みが行われています。しかし、グローバル化は本当に「歴史の必然」… -
新自由主義の行方とその先
2013年12月2日、国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)で京都・国際シンポジウム「グローバル資本主義を超えて ~Beyond Global Capitalism~」が開催されました。 このシンポジウムでは、2… -
なぜ「嫉妬」が世の中をおかしくするのか?
過去に何度か取り上げさせていただきました、藤井聡さんと先崎彰容さんとの対談の中で、藤井聡さんは 「世の中は、嫉妬と金が欲しいという感情が入り混じることで、めちゃくちゃなものになる」 ということを述べていましたが、一体… -
世界と国家と人生
本記事に追加・修正したものが、『日本式 正道論』の序章として新たに掲載されています。 そちらを見ていただくことをお勧めします。 →『日本式 正道論』序章 世界と国家と人生、そして道 はじめに ASREADをご覧… -
三島由紀夫の行動は正当に評価されたのか?
最近は、三島由紀夫の自決について取り上げることが多いのですが、先日、京都大学の佐伯啓思先生の『学問の力』という本を読んでいたら、そこにこのような事が書かれていました。 だから、ダラダラ続いた全共闘運動よりも、1日で… -
「主流派経済学」のいかがわしさ ー 失われた20年の正体(その4)
こんにちは、島倉原です。 今回は、前回(その3:正しい経済理論とは何か)列挙した、失われた20年の原因を巡る諸説のうち、①生産性低下説、②「ゾンビ企業」生存説、について述べてみたいと思います。 これらはいずれも、いわ… -
お金や異性以上の価値とは何か?
金銭以上の価値とは何か?という問題を考察しました。 -
私徳と公徳のジレンマについて
90年代以降、国内世論では、いわれのない公共事業バッシングが横行していました。 -
正しい経済理論とは何か ー 失われた20年の正体(その3)
こんにちは、島倉原です。 今回は、「失われた20年」(デフレを伴う日本経済の長期停滞)の原因を巡る諸説を概観してみようと思います。 経済学は当てにならない? 以下は順不同で、あくまでも「私の知る限り」の諸説一覧… -
金銭至上主義的な思考に落ち込みやすい現代社会
先日、私は評論家の中野剛志先生の講演会に参加したのですが、講義後の懇親会で、中野剛志さんが 「思想ってのは、有益ではあるけど、同時に危険でもあるよなー」 という事を言っていたのですが、この思想の危険性について、私なり… -
保守主義とケインズ主義
インターネット動画「チャンネルAjer」の収録を行いました。今回は「保守主義とケインズ主義」というタイトルで、全体で約40分のプレゼンテーションになっています。 動画:『保守主義とケインズ主義①』島倉原 今回… -
失われた20年のもたらしたもの ー 失われた20年の正体(その2)
「失われた20年」がいつ始まったのか、厳密な定義が存在する訳ではありません。 -
行動力とは何か 頭が良いとはどういうことか
前回の記事(言論人の存在価値と三島由紀夫の遺言)で、先崎彰容さんと藤井聡さんとの対談と、三島由紀夫の文章を関連させてアレコレ考察したのですが、今回も同様に、二人の対談と三島由紀夫の文章を比較して考察してみたいと思います。 -
日本の英語公用語化の流れについて
私はフィリピンの首都マニラで生まれ育ちました。フィリピンは、タガログ語をベースにした「フィリピン語」と英語が公用語になっています。学校教育も、大きな部分が英語で行われていて、私も英語で教育を受けました。フィリピンの大学で… -
「技術的失業」について ー テクノロジー崇拝が資本主義を不安定化する?
近年のテクノロジーは、人間が担っていた仕事をかつてない勢いで代替しつつあります。