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アーカイブ:2014年 3月
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乗数効果とは何だろうか(初心者向け) 失われた20年の正体(その14)
こんにちは、島倉原です。 ここ6回ほどは、日本経済の長期低迷の原因を日銀の金融緩和不足に求める議論を批判的に取り上げつつ、むしろ緊縮財政、即ち財政支出の不足に原因があるのではないか、という問題提起をしてきました。 今… -
危ういデフレ脱却期待 −その虚ろな実情−
インターネット動画「チャンネルAjer」の収録を行いました。 今回は「危ういデフレ脱却期待」というタイトルで、全体で約30分のプレゼンテーションです。 動画:『危ういデフレ脱却期待①』島倉原 AJER2014.3… -
ポジティブ病を治す方法
前回の記事では『… -
ポジティブシンキングに偏りすぎることの問題
誰しもが抱く、ポジティブ信仰に対する違和感 信仰者のほうが懐疑論者よりも幸福であるという事実は、酔っぱらいのほうが素面の人間よりも幸せだという以上の意味はない ジョージ・バーナード・ショー ノーベル文学賞受賞劇… -
今更聞けないTPP ー なぜアメリカはISDS条項で負けないのか
2014年2月25日、TPP閣僚会談後の声明を受けて、TPP協定交渉の行方がますます不透明になってきました。4月に予定されているオバマ大統領のアジア訪問に伴う日米首脳会談で、大きな政治的決断が予想されるという向きの報道… -
根拠に乏しいインフレターゲット論 - 失われた20年の正体(その13)
こんにちは、島倉原です。 今回は、インフレターゲット論について触れてみたいと思います。 これは、いくら金融緩和しても不況やデフレを脱却できないのであれば、中央銀行がインフレを「目標」として明確に掲げ、その達成への強い… -
パブリックコメント制度は機能できない。その理由
「○○に関する規制が政府内で検討されているそうだ。これに対してはパブリックコメント制度を活用して意見を伝えないと」、あるいは「○○計画案策定について、○○市がパブリックコメントを募集している。早く意見を提出しないと」等の… -
公共事業のありがたみをなぜ日本人はわからないのか
「当たり前」ではないインフラの存在 「発展途上国」のフィリピンから来日した私のような者は、日本の色々なことに驚くのです。まず、空港が綺麗で近代的だということに驚きます。そして、空港から宿泊するところに行くとき、道路が綺… -
政府支出を巡る藤井・飯田討論について
今回は、列島強靭化論の提唱者である藤井聡・内閣官房参与(京都大学大学院教授、以下初出以外敬称略)が、メルマガ「三橋貴明の『新』日本経済新聞」に3週にわたり執筆された以下の記事について、私なりの理解を述べてみたいと思います… -
『地獄に堕ちても』
宗教における地獄 地獄とは、宗教上の世界観において想定されている複数の死後の世界のうちの一つです。罪を犯した者が、罰を受ける(責め苦を受ける)場所だと考えられています。 仏教の地獄は、六道(天道・人間道・修羅道・… -
『僕たちは戦後史を知らない―日本の「敗戦」は4回繰り返された』(佐藤健志 著)から考える戦後精神史
作家で、評論家の佐藤健志さんが、『僕たちは戦後史を知らない 日本の「敗戦」は4回繰り返された』という面白い本を書いていましたので、この内容をヒントに今回は、戦後の日本人がどのように戦争、あるいは戦後というものを捉えてきた… -
昭和恐慌を曲解するリフレ論者 ー 失われた20年の正体(その12)
こんにちは、島倉原です。 今回は米国大恐慌から目を転じて、日本のリフレ論者の方々が持論の実証事例としてしばしば取り上げる、同時代の日本の歴史的恐慌である「昭和恐慌」、及びそこからの脱却をもたらしたとされる「高橋財政」に… -
経済政策のあるべき姿
インターネット動画「チャンネルAjer」の収録を行いました。 今回は「経済政策のあるべき姿」というタイトルで、全体で約35分のプレゼンテーションです。 動画:『経済政策のあるべき姿①』島倉原 AJER2014.2… -
頭が良いとはどういうことか、考えるとはどういうことなのか
世の中には、頭の良い人がたくさんいて、大変な読書家で物凄い量の知識を持っていたり、勉強家で色々な資格を取得していたり、あるいは物事の要点をさっと理解して整理してしまえる人などもいます。このような人の中には当意即妙なやり取…