思想遊戯(1)- 桜の章(Ⅰ) 桜の森の満開の下

「思想遊戯」特集ページ

第一章 桜の章

 桜の花びらが、静かに舞っている。
 桜の美しさは、彼女に、とても良く似合う。
 彼女は、僕の瞳を見て、持っていた石を胸の前で、僕に見えるようにかざして言った。

 「この石は“虚無”です。」

 不思議な言葉だった。
 彼女が、何を言っているのか分からない。
 彼女は、何を言っているのだろう?
 僕に、何を伝えたいのだろう?
 そして、なぜ僕は、彼女の言っていることが分からないのだろう?

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西部邁

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