思想遊戯(1)- 桜の章(Ⅰ) 桜の森の満開の下

「思想遊戯」特集ページ

第一章 桜の章

 桜の花びらが、静かに舞っている。
 桜の美しさは、彼女に、とても良く似合う。
 彼女は、僕の瞳を見て、持っていた石を胸の前で、僕に見えるようにかざして言った。

 「この石は“虚無”です。」

 不思議な言葉だった。
 彼女が、何を言っているのか分からない。
 彼女は、何を言っているのだろう?
 僕に、何を伝えたいのだろう?
 そして、なぜ僕は、彼女の言っていることが分からないのだろう?

→ 次ページを読む

1

2 3 4 5 6 7 8 9

西部邁

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 2014-12-24

    『永遠のゼロ』を私はこう見る

     当サイトに、藤井聡氏のエッセイ「永遠にゼロ?」(2014年9月9日 三橋経済新聞掲載)に対する木下…

おすすめ記事

  1. SPECIAL TRAILERS 佐藤健志氏の新刊『愛国のパラドックス 「右か左か」の時代は…
  2. 「日本死ね」騒動に対して、言いたいことは色々あるのですが、まぁこれだけは言わなきゃならないだろうとい…
  3. 第一章 桜の章  桜の花びらが、静かに舞っている。  桜の美しさは、彼女に、とて…
  4. 多様性(ダイバーシティ)というのが、大学教育を語る上で重要なキーワードになりつつあります。 「…
  5. ※この記事は月刊WiLL 2015年4月号に掲載されています。他の記事も読むにはコチラ 「発信…
WordPressテーマ「AMORE (tcd028)」

WordPressテーマ「INNOVATE HACK (tcd025)」

LogoMarche

ButtonMarche

TCDテーマ一覧

イケてるシゴト!?

ページ上部へ戻る