『聖魔書』[2-1] 試練書

解説

 今回は、いよいよ『旧約聖書』の「ヨブ記」への挑戦です。さすがに、このテーマは避けては通れないでしょう。
 まず、今回の主人公の名前についてです。はじめは「善良な人間」などにしようかと考えていたのですが、やはり「ヨブ」を日本語読みで逆さまにして、「ブヨ」とすることにしました。こうすることで、文章がかなり滑稽になってしまいましたが、そこが逆に味だとも思うわけです。名前を逆にしていることから想像できるとおり、この「試練書」の主人公は、ヨブとは異なる回答にいたります。
 それは、私なりの「ヨブ記」への回答でもあります。はたして、「ヨブ記」に対して、これ以上の「まともな」回答がありえるのでしょうか?


※次稿「『聖魔書』[2-2] 福音書」はコチラ
※本連載の一覧はコチラをご覧ください。

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西部邁

木下元文

木下元文

投稿者プロフィール

1981年生。会社員。
立命館大学 情報システム学専攻(修士課程)卒業。
日本思想とか哲学とか好きです。ジャンルを問わず論じていきます。
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