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投稿者プロフィール
木下元文
1981年生。会社員。
立命館大学 情報システム学専攻(修士課程)卒業。
日本思想とか哲学とか好きです。ジャンルを問わず論じていきます。
ウェブサイト「日本式論(http://nihonshiki.sakura.ne.jp/)」を運営中です。
【ASREAD連載シリーズ】
・思想遊戯
・近代を超克する
・聖魔書
・漫画思想
・ナショナリズム論
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木下元文一覧
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- 2015/12/28
- 思想
『聖魔書』[2-3] 叛逆書
ある時代のある場所に、神の子が降臨した。 人の子は、神の子と出会う。 人の子と神の子の戦いが、始まる。 人の子は語った。 「僕は、一なる神を讃える呪いを作り出した者の子です。」 神の子… -
近代を超克する(23)対リベラリズム[6]カントとヘーゲル
今回はドイツの哲学者イマヌエル・カント(Immanuel Kant, 1724~1804)と、ドイツの哲学者ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel, 1770~1831)の見解を参… -
常識論における悪意なき害悪
「常識」という日本語は、明治時代に英語のコモン・センス(common sense)の訳語として定着しました。今回は、常識について少し考えてみます。 常識の定義 まずは、辞書の定義から。 『岩波 哲学・… -
近代を超克する(22)対リベラリズム[5]アダム・スミス
アダム・スミス(Adam Smith, 1723~1790)は、英国の経済学者で古典派経済学の創始者です。著作である『国富論』から、アダム・スミスの自由について見ていきます。 アダム・スミスの『国富論… -
- 2015/12/4
- 思想
『聖魔書』[2-2] 福音書
真実の福音は一つである。 福音がいくつもあるはずがない。 この福音こそ真実である。 すなわち、真なる福音である。 それゆえ、これは福音書と呼ばれる。 別名、神の子の物語とも呼ばれる。 こ… -
近代を超克する(21)対リベラリズム[4]ホッブズとロックとルソー
今回は、イギリスの哲学者ホッブズ(Thomas Hobbes,1588~1679)とジョン・ロック(John Locke, 1632~1704)、およびフランスの啓蒙思想家ルソー(Jean-Jacques Ro… -
- 2015/11/20
- 思想
『聖魔書』[2-1] 試練書
ある時代のある場所に、ブヨという名の人間がいた。 ブヨは、周りの人々から厚い信頼を寄せられていた。 ブヨは、世の中についてよく考え込むことがあった。 ブヨは、懸命に仕事に打ち込み、多大な財産を築いて… -
近代を超克する(20)対リベラリズム[3]キリスト教における自由意志
キリスト教においては、神の前における自由が問題となります。全知全能の神という設定において、自由意志の問題が発生するからです。 全知全能の神という設定の前では、人間の意志による選択ということが不可能になると考… -
- 2015/11/9
- 思想
『聖魔書』[1-5] 律法記
一なる神の十の奇蹟から、十の律法が導かれる。 第一の律法。 一なる神は、基点である。 第二の律法。 いかなる偶像も、原理的に一なる神には辿り着けない。 第三の律法。 一なる神… -
近代を超克する(19)対リベラリズム[2]西欧古代
西欧古代における自由は、古くはギリシャ語のeleutheria(エレウテリアー)、およびラテン語のlibertas(リーベルタース)を挙げることができます。 古代ギリシャ語のeleutheriaは民主制と結… -
近代を超克する(18)対リベラリズム[1]西欧の自由
近代的な価値観を超克するために、ここからしばらくは、思想上におけるリベラリズム(自由主義)について検討していきます。 西欧の自由 西欧における自由は、一言で表すと「制限の不在」という意味の言葉にな… -
- 2015/10/23
- 思想
『聖魔書』[1-4] 原罪記
一なる神は神秘を授ける。 神秘を感じたものが人間となった。 人間は一なる神に祈る。 一なる神は、最初にして最後の人間の前に降り立つ。 一なる神は、言われた。 「光あれ。」 すると光… -
近代を超克する(17)対デモクラシー[10] デモクラシーを超克する
近代的な価値観を超克するために、西欧政治学を参照し、政治上におけるデモクラシー(民主主義、民衆政治)について検討してきました。歴史に名を残す論者たちの政治論は、参考とするに十分な内容を兼ね備えていました。 … -
- 2015/10/8
- 思想
『聖魔書』[1-3] 形成記
第一の奇跡。 一なる神は、創造である。 一なる神は、世界を遡ることを許されなかった。 一なる神は、世界を遡ることを赦された。 許されざることと赦されたことは、一なる世界における創造である。 … -
近代を超克する(16)対デモクラシー[9] ミルとデューイ
今回はイギリスの哲学者ミル(John Stuart Mill, 1806~1873)の『代議制統治論』と、アメリカの哲学者ジョン・デューイ(John Dewey, 1859~1952)の『民主主義と教育』を参照… -
近代を超克する(15)対デモクラシー[8] バークとトクヴィル
今回は、保守思想家と呼ばれることもあるイギリスの政治家バーク(Edmund Burke, 1729~1797)と、フランスの政治家トクヴィル(Charles Alexis Henri Clrel de Tocq… -
- 2015/9/22
- 思想
『聖魔書』[1-2] 開闢記
三つの位がある。 三位とは、自・今・神である。 自と今と神は、一つの体である。 これを、真・三位一体という。 真なる三位一体、すなわち、開闢である。 現実の世界が、不完全な世界である理由… -
近代を超克する(14)対デモクラシー[7] モンテスキューとバジェット
モンテスキュー(Charles Louis de Secondat de la Brde et de Montesquieu,1689~1755)は、フランスの啓蒙思想家であり、法学者です。著書である『法の精神… -
- 2015/9/5
- 思想
『聖魔書』[1-1] 創造記
一なる神が存在する。 一なる神が在る。 一なる神が在った。一なる神が在るだろう。 故に、 一なる神が続いていた。 一なる神が続いている。 一なる神が続くだろう。 一… -
近代を超克する(13)対デモクラシー[6] ルソー
ルソー(Jean-Jacques Rousseau, 1712~1778)は、フランスの啓蒙思想家です。著書である『社会契約論』は、フランス革命に大きな影響を与えました。 ルソーの社会契約 ルソー…
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2016-4-14
なぜ保育園を増やしても子供の数は増えないのか ~少子化問題の本当の原因~
「日本死ね」騒動に対して、言いたいことは色々あるのですが、まぁこれだけは言わなきゃならないだろうとい…
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2016/3/14
やくざ国家・中共に日本はどう対峙すべきか(その1)アメリカの覇権後退とともに、国際社会はいま多極化し、互いが互いを牽制し、あるいはにらみ合うやくざの… -
2016/3/10
「マッドマックス」は単純なフェミニズム礼賛映画ではない「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がアカデミー賞最多の6部門賞を受賞した。 心から祝福したい。…