一なる神の十の奇蹟から、十の律法が導かれる。
第一の律法。
一なる神は、基点である。
第二の律法。
いかなる偶像も、原理的に一なる神には辿り着けない。
第三の律法。
一なる神の名をいくら唱えても、それは語りつくされてはいない。
第四の律法。
記憶による今の差別化から、時間が生まれる。
第五の律法。
対称において、非対称性が与えられている。
第六の律法。
世界の複数化から、他者が生まれる。
第七の律法。
空間把握能力により、共通環境が築かれる。
第八の律法。
生命の認識および解釈において、境界線が引かれる。
第九の律法。
祈りは深淵を超克する。
第十の律法。
一なる神を信じることは信仰ではなく、信じないことは信仰である。
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