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投稿者プロフィール
木下元文
1981年生。会社員。
立命館大学 情報システム学専攻(修士課程)卒業。
日本思想とか哲学とか好きです。ジャンルを問わず論じていきます。
ウェブサイト「日本式論(http://nihonshiki.sakura.ne.jp/)」を運営中です。
【ASREAD連載シリーズ】
・思想遊戯
・近代を超克する
・聖魔書
・漫画思想
・ナショナリズム論
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ご連絡は↓まで。
nihonshiki@nihonshiki.sakura.ne.jp
木下元文一覧
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『夢幻典』[零式] 無言論
咆吼。 それは叫び。 これへの叫び。 ゆえに咆吼する。 其は、言葉の前にして、言葉によって語られるもの。 故に、これは叫び。 このものへの叫び。 このことへの叫び。 はじめに言葉なかり… -
『日本式正道論』第三章 仏道
【目次】 第三章 仏道 第一節 平安仏教 第一項 天台宗の最澄 第二項 真言宗の空海 第三項 天台宗の源信 第四項 西行 第二節 鎌倉仏教・浄土系 第一項 浄土宗の法然 第二項 浄土真宗の… -
思想遊戯(12)- パンドラ考(Ⅶ) 上条一葉からの視点
それはもう大昔からきまっているのだ。人間には絶望という事はあり得ない。人間は、しばしば希望にあざむかれるが、しかし、また「絶望」という観念にも同様にあざむかれる事がある。正直に言う事にしよう。人間は… -
思想遊戯(11)- パンドラ考(Ⅵ) 佳山智樹の視点(大学)
つまりゼウスは、 人間がどれほどひどくそれ以外の禍いに苦しめられても、 やはり生命を投げすてず、 たえず新たに苦しめられつづけていくことを欲したのである。 そのため彼は人間に… -
思想遊戯(10)- パンドラ考(Ⅴ) 水沢祈からの視点(大学)
あらゆる禍いにみちた瓶の中に 宝石のごとく貴重な希望が保存されているはずはありませんから。 ブルフィンチ『ギリシア・ローマ神話集』より 第一項 智樹「なあ、水沢。… -
漫画思想【06】勇気ある者たち ―『ダイの大冒険』―
今回は、名作『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』をご紹介します。原作は三条陸先生、作画は稲田浩司先生で、1989年から1996年までの7年間に渡り『週刊少年ジャンプ』で連載されていました。監修とし… -
『日本式正道論』第二章 神道
【目次】 第二章 神道 第一節 日本書紀 第二節 神皇正統記 第三節 唯一神道 第四節 国学の系譜 第一項 契沖 第二項 荷田春満 第三項 賀茂真淵 第四項 本居宣長 『直毘霊』 『… -
思想遊戯(9)- パンドラ考(Ⅳ) 高木千里からの視点
イーアペトスの息子プロメーテウスは初めて泥から人間を作り上げた。 のちにヘーパイストスはゼウスに命じられて泥から女の像を作り、 これにアテーネーが生命を与え、 ほかの神々が思い思いの贈り… -
- 2016/8/12
- 経済
「幸福」と「格差」の繋がりは深い
モノがある。便利なモノがあふれている。 そのことは、幸福とどう結びつくのでしょうか? 団塊世代との会話 いわゆる団塊の世代の人と話すとき、世代間の差について話が及ぶことがあります。そのとき、今は昔に比… -
漫画思想【05】人間の強さと弱さ ―『幽遊白書』―
私には、少年時代に大きな影響を受けた漫画があります。それは、冨樫義博先生の名作『幽☆遊☆白書』です。1990年~1994年まで『週刊少年ジャンプ(集英社)』で連載されていました。この作品は私の精神に刻まれた… -
思想遊戯(8)- パンドラ考(Ⅲ) 峰琢磨の視点
パンドーラーは神々が象った最初の女である。 アポロドーロス『ギリシャ神話』より 第一項 佳山智樹とは、同じ学科だったこともあり、大学に入ってすぐに仲良くなった。何か、俺とはタイプが違うけ… -
『日本式正道論』第一章 道の場所
【目次】 第一章 道の場所 第一節 和歌 第一項 万葉集 第二項 古今和歌集 第三項 新古今和歌集 第二節 随筆 第一項 方丈記 第二項 徒然草 第三節 物語 第一項 源氏物語 第二項 … -
漫画思想【04】常識の裏側 ―『アホガール』―
今回は、ヒロユキ先生の『アホガール』を取り上げます。本作は衝動によって生きるアホな少女「よしこ」と、その幼馴染みで苦労人の「あっくん」が繰り広げるドタバタギャグ漫画です。 笑いを生み出す才能 まず… -
思想遊戯(7)- パンドラ考(Ⅱ) 佳山智樹の視点(高校)
女たちを 禍いとして 死すべき身の 人間どもに 配られたのだ ヘシオドス『神統記』より 第一項 修学旅行が終わり、受験へと意識が向かいはじめる季節。なんとなく憂鬱な季節。 いつも… -
『日本式 正道論』序章 世界と国家と人生、そして道
『序章 世界と国家と人生、そして道』 【目次】 序章 世界と国家と人生、そして道 第一節 心世界 第二節 境界線 第三節 垣領域 第四節 国家間 第五節 言乃葉 第六節 日本国 第七節… -
漫画思想【03】彼の戦う理由 ―『からくりサーカス』―
今回も藤田和日郎先生の作品から。題材は『からくりサーカス』です。この作品も週刊少年サンデーで連載されていた名作です。単行本は全43巻です。 子供を助ける大人のキャラクター すでに読んでいる方にはお分か… -
思想遊戯(6)- パンドラ考(Ⅰ) 水沢祈の視点(高校)
一つの神話があります。 例えば、それは“パンドラの匣”。 その物語では、神様がすべての悪を封じ込めた匣を、地上における最初の女性であるパンドラに渡します。それは、決して開けてはいけない匣なのです。開け…
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2016-4-14
なぜ保育園を増やしても子供の数は増えないのか ~少子化問題の本当の原因~
「日本死ね」騒動に対して、言いたいことは色々あるのですが、まぁこれだけは言わなきゃならないだろうとい…
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2016/3/14
やくざ国家・中共に日本はどう対峙すべきか(その1)アメリカの覇権後退とともに、国際社会はいま多極化し、互いが互いを牽制し、あるいはにらみ合うやくざの… -
2016/3/10
「マッドマックス」は単純なフェミニズム礼賛映画ではない「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がアカデミー賞最多の6部門賞を受賞した。 心から祝福したい。…