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投稿者プロフィール
木下元文
1981年生。会社員。
立命館大学 情報システム学専攻(修士課程)卒業。
日本思想とか哲学とか好きです。ジャンルを問わず論じていきます。
ウェブサイト「日本式論(http://nihonshiki.sakura.ne.jp/)」を運営中です。
【ASREAD連載シリーズ】
・思想遊戯
・近代を超克する
・聖魔書
・漫画思想
・ナショナリズム論
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nihonshiki@nihonshiki.sakura.ne.jp
木下元文一覧
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神概念について ―ある越権行為のまえがき―
神という概念は、宗教において最も重要なキーワードの一つです。神という概念を持たない宗教においても、それが神という概念を持たないという観点から、他の宗教との興味深い比較が可能になります。 「神」を調査す… -
近代を超克する(12)対デモクラシー[5] ホッブズとロック
今回は、イギリスの哲学者であるホッブズ(Thomas Hobbes、1588~1679)とロック(John Locke, 1632~1704)の著作を参照していきます。 ホッブズによる人工の人間コモン… -
近代を超克する(11)対デモクラシー[4] マキャヴェリ
ニッコロ・マキャヴェリ(Niccolò Machiavelli, 1469~1527)は、イタリアのルネサンス期の政治思想家であり、フィレンツェ共和国の外交官です。著書である『君主論』および『政略論』(ローマ史… -
近代を超克する(10)対デモクラシー[3] ポリュビオスとキケロ
今回は、古代ギリシャの歴史家ポリュビオス(Polybius, B.C.204?~125?)と、共和政ローマ期の政治家であり哲学者でもあるキケロ(Marcus Tullius Cicero, BC106~BC43)の… -
近代を超克する(9)対デモクラシー[2] プラトンとアリストテレス
近代的な価値観であるデモクラシー(民主主義、民衆政治)について検討するために、ここでは古代ギリシャの哲学者プラトン(Plato, B.C.427?~347?)とアリストテレス(Aristotle、B.C.384~3… -
近代を超克する(8)対デモクラシー[1] ヘロドトスとトゥキュディデス
近代的な価値観を超克するために、ここからしばらくは、政治上におけるデモクラシー(民主主義、民衆政治)について検討していきます。 政治について 政治とは、複数の人間が生活するための規準を決める活動、… -
近代を超克する(7)近代を超克するということ
先人たちによる「近代の超克」、および「近代の終焉」という思想営為について見てきました。特に「近代の超克」については、竹内好(1910~1977)が取り上げたことで、現代においても一定の知名度があります。 … -
近代を超克する(6)「近代の終焉」論文を検討する
「近代の超克」について検討してきましたが、そのまとめに入る前に、保田与重郎(1910~1981)に触れておく必要があります。 保田与重郎について 保田与重郎(1910~1981)は、日本浪漫派の評論… -
近代を超克する(5)「近代の超克」座談会を検討する
「近代の超克」の論文に引き続き、座談会での発言について検討していきます。 座談会の的を絞る 座談会「近代の超克」では、13名の論者が集まって議論を展開しました。翌年に同名タイトルで発売された単行本… -
近代を超克する(4)「近代の超克」論文を検討する[後編]
前回および前々回に引き続き、座談会「近代の超克」参加メンバーの論文を検討していきます。 三好達治『略記』 三好の論文には、次のような文章があります。 日本精神は、日本国の歴史、日本国民の生… -
近代を超克する(3)「近代の超克」論文を検討する[中編]
前回に引き続き、座談会「近代の超克」参加メンバーの論文を検討していきます。 吉満義彦『近代超克の神学的根拠』 吉満の論文では、近代的精神の問題が、近代的無神論の問題としてとらえられています。その見解は… -
近代を超克する(2)「近代の超克」論文を検討する[前編]
「近代の超克」に関する言説から、近代の意味と、それを超克するための方法について検討していきます。まずは、各メンバーの論文から検討していきます。 亀井勝一郎『現代精神に関する覚書』 亀井の論文では、… -
近代を超克する(1)「近代の超克」の問題意識を受け継ぐ
思想というものを考えていく上で、現代においては西欧からの影響を無視することはほとんど不可能です。日本思想の伝統においても、西欧からの影響は、古くはフランシスコ・ザビエルに代表されるキリスト教の伝来があり、幕末に… -
将来の人手不足を見すえてロボットの活用を考える
今現在日本は、長く続くデフレからの脱却を目指しています。そのためには積極的な財政政策によって、デフレギャップを埋めていくことが必要になります。 それは緊急な課題ですが、将来的には少子高齢化により生産年齢人口比率… -
愛国心は必要か(後編)
【議論参加者(敬称略)】 小浜逸郎 木下元文 議論の開始 [木下] 『愛国心を巡る議論[前編]』の続きになります。前編を読んでいない方は、そちらから先に読むことをお勧めします。 前編で示した小浜氏の… -
愛国心は必要か(前編)
【議論参加者(敬称略)】 小浜逸郎 木下元文 議論の場へのお誘い [木下] 「愛国心」は、何かと論争の的になる言葉です。特に現在の日本においては、愛国心を巡る議論は不毛な結果になりがちです。 ウ… -
家族と国家のおはなし
男性的な倫理観は、国家などの抽象的な論理的概念へ、女性的な倫理観は、家族などの具体的な感情的概念へ導かれる傾向があるように思われます。そうであるなら、二つの性差によるドラマが、人間社会では日々繰り広げられることになりま… -
倫理観の相克と融合 ―小浜逸郎氏の記事に応える―
本サイト2014年12月24日に、小浜逸郎氏の記事(『永遠のゼロ』を私はこう見る)が掲載されました。その記事の中で、2014年9月14日に掲載された私の記事(「永遠の0」にとんでもない難癖をつけてしまった京都大学大学院… -
『21世紀の資本』と民主主義の問題
話題となっているトマ・ピケティ『21世紀の資本』の日本語版が、2014年12月8日に発売されました。アメリカでベストセラーになっていることもあり、既に多くの人が論じていますし、これからも多くの人が論じていくことでしょう…
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2016-4-14
なぜ保育園を増やしても子供の数は増えないのか ~少子化問題の本当の原因~
「日本死ね」騒動に対して、言いたいことは色々あるのですが、まぁこれだけは言わなきゃならないだろうとい…
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2016/3/14
やくざ国家・中共に日本はどう対峙すべきか(その1)アメリカの覇権後退とともに、国際社会はいま多極化し、互いが互いを牽制し、あるいはにらみ合うやくざの… -
2016/3/10
「マッドマックス」は単純なフェミニズム礼賛映画ではない「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がアカデミー賞最多の6部門賞を受賞した。 心から祝福したい。…