『聖魔書』[3-1] 黙示録

解説

 今回は、『新約聖書』の「ヨハネの黙示録」に該当する箇所です。
 実際の『聖書』において、「ヨハネの黙示録」の解釈は論者によって多様です。預言書の一種ですが、かなり荒唐無稽に感じられます。この内容が、歴史的に多くの人々によって読まれてきたということは、何とも不思議な感じがします。
 「ヨハネの黙示録」では、それが神の子の黙示であることが語られているわけですから、「福音書」との継続性が問題になります。「福音書」と「黙示録」をどう関連付けるかが問われるわけです。ちなみに、ここでの『聖魔書』における「黙示録」の十の封印は、「形成記」の十の奇跡と、「律法記」の十の律法と数的に重なっています。


※次稿「『聖魔書』[3-2] 終焉録」はコチラ
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西部邁

木下元文

木下元文

投稿者プロフィール

1981年生。会社員。
立命館大学 情報システム学専攻(修士課程)卒業。
日本思想とか哲学とか好きです。ジャンルを問わず論じていきます。
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