一なる神への信仰は、一なる神の神話を生む。
一なる神は、一なる我の否定において。
一なる我は、一なる神の否定において。
我の否定において、神の肯定が成される。
神の否定において、我の肯定が為される。
我という無の場所において、神という有の場所が創られる。
神という有の場所において、我という無の場所が開かれる。
無の有が故に、有の無が故に、
一なる我において、一なる神が生まれる。
一なる神において、一なる我が生まれる。
世界は、我と神を必要とする。
世界は、一なる我と一なる神を必要とする。
一なる神は、世界を創造し、一なる我を創造する。
一なる我は、世界を開闢し、一なる神を開闢する。
世界は廻り巡る。
円環と終末への歩み。
一なる神と、
脆く儚い者たちの戦い。
事象の識別可能性と不可能性。
理論の理解可能性と不可能性。
想像することで超越性が容認される。
思考における概念遊戯。
世界において、神の存在の証明が問われる。
神の存在証明における諸形態。
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