下卑たオヤジを笑え!そしてそうはなれない自分も笑え!?―ドクター非モテの非モテ教室(その五)
- 2015/3/11
- 文化
- 2 comments
以下、伏線を回収します、お忘れの向きは前のを読み返してください
妹:ホモソーシャル、ミソジニーといった言葉で非モテオタを叩き続けていたことの本質を突きつめていけば、「非モテはオヤジとなって、こちらに利益と快楽を与えよ」とのメッセージにしかなり得ない。フェミニストの正体は、風俗島で酔っ払って抱きあっている、あのじいさんとおばさんだったのよ。
博士・助手:な……なんだってーーーー!!??
妹:私が(その一)で以下のように言ったことを、覚えてるかしら?
妹:「ミソジニー」とか「ホモソーシャル」といった概念を持ち出すことであなたたちがゲットしようとしているのは、弱者男性の最後のリソース。お兄ちゃんみたいな非モテ男性たちの、「アパートの冷蔵庫に残った最後の食べ物である、タクアンのシッポのひとかけら」――そういうことよ。
博士:すっかり忘れとったのお。
助手:俺も。
妹:……………。
助手:ぶっちゃけ、忘れ去られた伏線かと思ってた。
妹:ここまで語ってきて、上の言葉の真意、わからないかしら!?
助手:う~~ん。つまり「ホモソーシャル」は「持たざる」男子たちの唯一のリソースである、男同士の(あまり強固なものでもないかも知れない)友情を、悪し様に言った表現。
「ミソジニー」は社会に適応できない男子たちの情緒性を、悪し様に言った表現。そんなところかな?
博士:ふむふむ。
妹:あら、嬉しいわね、ご納得いただけたのかしら?
博士:まあ、今日のところはこの程度で勘弁してやろう。
助手:博士……物言いがDQNみたいっス……。
博士:じゃがまだ伏線の回収が残っておるぞ? お前さんは最初に言ったはずじゃ。
妹:少なくとも私は、フェミニストたちが伊集院を批判しているところを、聞いたことがないわね。
助手:そ……それは、何故……?
博士:ここの解説がまだ終わってはおらぬぞ!
助手:あ……でも、何かわかった気がする。
要するに伊集院は「弱者男性」、「オタク」、「非リア」寄りの人間ではあるけれども、一応タレントではある。社会的強者ではある。
博士みたいな人たちが叩いているのが「弱者男性」とするならば、伊集院はそっちの側の人間ではない、と認識されるからだ!
妹:そう。事実、伊集院は嫁を養っているもの。フェミニストたちにとっては、敵ではないのね。
博士:まあ、表では愛妻家として知られておるしの。
妹:とは言え、その一方で彼は、「父親になる」ルートに入ることは諦念した……。
助手:まあ、それは個人の事情だから理由を詮索しても仕方ないけどね。
妹:そうね……でも、やっぱり思うの。「モテない」こと同様、「(子供を)持てない」こともまた、「傷」なんじゃないかって。
そして、その傷を埋めるかのように、伊集院は「幼児プレイ」を続けている。
助手:え……?
妹:だって伊集院のラジオの本質は「幼児プレイ」そのものだもの。
博士:えぇ~と、また伏線を張ったところで、続きは次回のようじゃな……。
*1 地位や名誉そしてお金を手に入れた男性が、相手の人柄や社会性などではなく若さや容姿を重視して配偶者を娶った時、「女をトロフィーとして扱っているのだ」と揶揄する言葉のようです。
*2『朝日新聞』2012年12月8日の連載コラム「悩みのるつぼ」でのことです。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。