見た目よりも機能美? ジョブズが愛した「美しいデザイン」の深い意味
- 2015/8/6
- 経営
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話を「美しさの基準」に戻しますね。
デザイナーは「デザインの美しさの基準」を、「ターゲットユーザーの幸せに繋がるかどうか?」の一点に絞って考えなければならない。
この事をまず考えなければいけないですし、最終的に目指すゴールもここにあるわけです。
注意しなければならないのは、その「美しさの基準」が「デザイナーの個性」を盾にした浅はかなエゴにそっていないか?ということです。
その「美しさ」が
・デザイン全体のテーマに合っているのか?
・機能性を損なわないものか?
・ターゲットユーザーが「美しい」と感じるものになっているか?
デザイナーが表現したい美しさが、そういう基準にそった美しさであれば、間違いではないでしょう。
そして、さっき書かせてもらった通り、逆に考えてみれば、「ターゲットユーザーが本当に幸せになるデザイン」を突き詰めて考えていけば、デザイナーは「機能性」と「美しさ」のどちらもかけがえのないデザインの要素として表現せざるを得なくなるのです。
またまた長くなりました。そろそろ終わります^^
「美しさ」って何か? 「デザイナーが表現すべき美しさは何を基準に考えるべきか」
そんなテーマで書いてきたつもりですが、やはり最後は「どう機能するのか?」も大事で、それを求める基準も「そのデザインがユーザーを幸せにしているか」という一点に絞られるんだ!と、そんな結論になってしまいました。
かなり根源的なお話で、普段は僕もここまであまり考えたりしないんですが、たまには「デザインって何?」というような、そもそもの問いを発して自らそれに答えてみる事も、大事ではないか?そんな風に思います。
最後まで読んでいただき有難うございました。
『プロが教える「美大いらずのデザイン講座」』
美大で教えているようなデザインの基礎を、初心者の方にもわかりやすく説明していきます。デザイン史やプロの現場の話も交え色々な角度からデザインについて書かせてもらいます。デザイナーになりたい方やただデザインに興味のある方等に読んで頂いてます。
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