インターネットでの言論活動について

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現在インターネット上の言論活動、表現活動については様々な意見が飛び交っています。ネガティブな意見を挙げると

・ネット上でのイジメ
・ツイッターでの未成年飲酒喫煙の発覚
・飲食店での不衛生な管理の露呈
・インターネット上での外国人に対する排他的、差別的言動
・ネット依存によって膨大な時間と労力をネット空間での活動に費やし実生活に悪影響を及ぼす

等が挙げられるでしょう、逆にインターネット上での言論活動の利点としては

・地上波TVや新聞といった大手メディアから与えられる一方的な情報とは違った種類の情報を得られる
・TVや新聞、雑誌と違い、選ばれた少数の人以外でも、誰でも気軽に自由な情報発信が可能になる
・既存のメディアと違い、送り手から受け手に向けられる一方通行の情報ではなく、受け手が送り手に情報を送り返すことにより双方向のコミュニケーションが可能となる
・紙の媒体や、大規模な通信設備を必要としないため、送り手にとっても受け手にとってもほとんど無料、あるいは非常に安価な価格での情報のやりとりが可能となる

等やはり利点も多く存在します。

特に、現在活躍している若手の保守派の論客の多くは、おそらくインターネットがなければ現在ほど活躍することはなかったのではないでしょうか?

政治ブログランキング1位をキープし続けている経済評論家の三橋貴明さん

TPP亡国論』等様々な書籍を出版し、インターネットの動画でも鋭い分析と独特のユーモアセンスにより人気を博している中野剛志さん

列島強靭化論』『救国のレジリエンス』といった書籍を出版し、現在政府の内閣参与を務めている藤井聡さん

他にも、中野剛志さんの友人である滋賀大学准教授の柴山桂太さん、リフレ派の論客として有名な経済評論家の上念司さんと様々な現在人気を博している様々な保守派の論客の多くがインターネット上の活躍をきっかけにして世に出てくることになりました。大手マスコミの論調に真っ向から立ち向かう彼らでありますが、それが故に、これらの人々はインターネットというツールがなければ決して世に出てくることもなかったのではないでしょうか?非常に均質な情報を流す大手メディアによる一方的な情報の操作や、ある意味での洗脳に近い情報の流れが出来上がってしまっていた状況と比較するならば、それは支配的な世論に真っ向から立ち向かう彼らのような新しいタイプの言論人の出現や活躍は大変画期的な出来事であるといえるでしょう。

もちろん、いわゆるネット廃人と呼ばれるような人間の出現や、ネット空間が仕事もせず学校もいかずに引きこもっている人間に対するある種の逃げ場となり引きこもり人口の増加の一つの要因になってしまっているかもしれない等々様々な問題も存在します。

しかし、技術の進歩は基本的には不可逆であり、今更高校生やサラリーマンに
「今すぐケータイ電話を投げ捨てて、より人間的な生活を取り戻しましょう!!」
などといくら呼びかけてみたところで無駄なように、一度手にしたインターネットの利便性や面白みというものは今更放棄できるものではありません。

そのように考えるならば、やはり私たちの選ぶべき選択は、極端な悲観論にも、過度に楽観的なネットユートピア論にも与さず冷静、その短所と長所を見極めながら、短所を可能な限り克服し、長所を出来るだけ有効に生かせるようなカタチでネットと付き合っていくべきなのではないでしょうか?

次回以降も引き続きインターネット上での言論活動や表現活動について具体的な提案も含めつつ考察していきたいと思います。

西部邁

高木克俊

高木克俊会社員

投稿者プロフィール

1987年生。神奈川県出身。家業である流通会社で会社員をしながら、ブログ「超個人的美学2~このブログは「超個人的美学と題するブログ」ではありません」を運営し、政治・経済について、積極的な発信を行っている。

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