電子基準点とは、国土地理院によって日本全国に1,300基設置されている、地表の動きを東西、南北、上下の3方向で計測できる施設で、そのデータは人工衛星によって集積され、トンネルや橋梁などの土木工事に活用されます。村井名誉教授とJESEAではこのデータを独自の解析方法に依って地震予測に応用、2014年以降、震度5以上の地震を100%的中させてきました。しかしながら、これまで国土地理院からデータが公開されるのは計測から2週間後という決まりがあり、解析が後手に回るという状況が続いていました。
それが今年5月より、計測から2日後にデータが公開されるという新ルールが決まり、加えてJESEAが独自に2基の電子基準点を設置。より早く、より精度が高い地震予測ができる事になったと云います。では、直近ではどの地域に地震が来るのでしょうか? 村井名誉教授は「小田原と大井町に設置した自前の電子基準点を解析したところ、7月13、14日に異常な値が出ている、ということは今後3ヶ月~6ヶ月の範囲内で、小田原、箱根地区など南関東でなんらかの地震が来る可能性が非常に高い」と言います。
こうした最新の情報はJESEAの発行するメルマガ『週刊MEGA地震予測』で詳しく解説されており、8月19日号では震度5以上の地震が発生する可能性が極めて高い「要警戒地域」について、南関東地方に加え、北信越、岐阜県を挙げています。JESEAでは今年中に更に3基の自前電子基準点を設置し、地震予測の精度の向上を目指す方針を発表、会を締めくくりました。
『週刊MEGA地震予測』
著者:JESEA(地震科学探査機構)
測量学の世界的権威である東京大学名誉教授・村井俊治氏による、測量工学的アプローチに基づいた地震予測を毎週配信。2014年に発生した震度5以上の地震を全て予測するなど、高い予測的中実績を誇り、テレビ・新聞・雑誌等での紹介も多数。
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