検索結果はリアルじゃない
- 2016/9/9
- 社会
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女優の旦那さんも関係者
地域の伝統を前面に押しだす健康食品会社は、その地域と縁もゆかりもありません。なによりそこの代表の前職は「マーケティング企業代表」です。商品の効能よりも、地域名でのお客の誤認や、宣伝広告と言った「売り方」での成功は、なるほど大したものではありますが、ここの社長の名前で検索すると、なぜか元NHKアナウンサーの情報ばかりが検索結果に並びます。状況証拠から見えてくる「事実(仮)」は、Googleの検索結果に社長名を表示させないために、社長名とアナウンサーを「誤認」させる形の逆SEOを施しているということです。社長の過去への下世話な興味がとまりません。
続いて化粧品販売で急成長の某企業。社長は有名女優を妻に迎えたことでも話題となりましたが、社長名での検索結果に並ぶのはゴシップ記事ばかりです。会社のホームページにみつけた「社長名」は「画像」処理されています。これは「名前」で検索されることを嫌う、怪しげな企業の常套手段。ゴシップ記事によれば、この社長は若い頃、相当な「ヤンチャ」をしていたようです。さらに社長も所属していた半グレ集団の幹部は、著書のなかで、過去に犯した自らの悪行を隠すために「逆SEO」に取り組んでいると告白しています。名前がでると社会的なダメージが大きいと説明しますが、どんな「ヤバイ」ことをしてきたのでしょうか。
こうした点在する情報を総合し、かつゲンキング氏が栄養補助食品のイメージキャラクターを務めている事実をかけて「Googleはリアルじゃない」と解きます。その心は「当事者」。逆SEOをしかけているインサイダー、クライアントないし、関係者から舞台裏を聞いていた・・・とはもちろん「事実(仮)」。そしてWeb系メディアの「報道しない自由」の3つめの理由へと着地します。
同席したいわばWebの専門家が、誰一人、否定も肯定もしていないのは、Web系の「有識者」と紹介される人物の大半はインサイダー。大なり小なり「当事者」なのです。ゲンキング氏の衝撃発言を、どのWeb媒体も「後追い」しないのも同じ理由。だから、Web関係の報道は「リアルじゃない」ことが多いのです。
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