祖国を裏切った薄情で残酷な女
蓮舫氏の『一つの中国』に台湾メディアが噛みつきます。中国の主張を認めることになるからです。誤訳を元にした批判もありましたが、ヤフーニュースの単独インタビューでの次の発言が、台湾ネット民の怒りに火をつけます。放った言葉がすべて批判と変わる蓮舫氏の姿は神がかっていました。
“日本と台湾は国交がないので、台湾籍を有していたとしても法的に二重国籍だと認定されることもありません。”
台湾を「国」として認めていないと受け取れます。そして
《蓮舫は祖国を裏切った薄情で残酷な女》
と認定。東シナ海を横切る壮大なブーメランの炸裂。もはや神話の域に達しています。仮に政権交代の果てに、彼女が総理大臣にでもなった日には、日台関係は最悪になることです。
なお、蓮舫氏が当選した9月15日、法務省は《我が国の国籍事務において、台湾出身者の方に、中華人民共和国の法律を適用してはおりません》とコメントを発し、翌日、毎日新聞は誤りを認め、朝日新聞は言い訳を紙面に掲載していました。ブーメランに寄り添うと巻き添えを食うという教訓でしょう。
経緯と事実を踏まえれば、『一つの中国』論を持ち出す蓮舫氏の立ち位置が「中国寄り」であることは明らか。国籍と国益を考える上で重要なポイントです。蓮舫氏は党首となった後のインタビューで「日本のため」と繰り返していますが、彼女は政権与党時代に、中国も関係したフォーラムでこう述べています。
“日本は歴史上において中国を侵略した歴史がある。これは非常に痛ましい事実。しかし一部の日本人はこれを認めていない。日本の内閣メンバーはたまに中国の人たちを傷つける発言をしている。”
歴史認識については、それぞれが思うところに過ぎませんが、尖閣諸島どころか、沖縄県まで自国領と匂わせはじめた中国に、寄り添うような政治家の語る「日本のため」と、これからも乱舞するであろうブーメランの妙技に興味が尽きません。
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