総理、「自縄自縛」
4月29日の「希望の同盟演説」は、とてもすばらしく、まさに「歴史的」でした。しかし、この演説のワンフレーズが、総理の「大きなストレス」の原因になっています。なんでしょうか? 演説から引用します。
日本はいま、安保法制の充実に取り組んでいます。
実現のあかつき、日本は、危機の程度に応じ、切れ目のない対応が、はるかによくできるようになります。
この法整備によって、自衛隊と米軍の協力関係は強化され、日米同盟は、より一層堅固になります。
それは地域の平和のため、確かな抑止力をもたらすでしょう。
戦後、初めての大改革です。
この夏までに、成就させます。
「この夏までに、成就させます」。
これは、アメリカへの約束です。総理自らがした約束です。誰にも頼まれなかったのに、自ら約束してしまった。だから、「今国会で成立させなければならない!」とあせる。あせるから、国民への説明とか、野党への対応がイイカゲンになる。野党や国民は、「手法が独裁的だ!」と怒る。
とまあ、こういう悪循環。
要するに、「約束」なんかしなければよかったのですね。
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