フィリピンの成功者は「非」フィリピン人?
フィリピンは「発展途上国」であって、国内総生産(GDP)が25兆円ぐらいしかないのですが、それでもフォーブス誌に載る「億万長者」がいます。
Forbes Philippines’ 50 richest
上記リンクにはフィリピンの長者番付がありますが、読者は奇妙なことに気づきませんか。そうです。フィリピンの億万長者といっても、「外国人」がやたら多いのです。この媒体で何度か書きましたが、フィリピンはもっとも「グローバル化」した国のひとつです。外国人でも成功する、億万長者になれる国なのです。なお、フィリピンの億万長者は、外国人とは言え、一応フィリピン国籍を持っています。なかには国籍を持っているものの、先祖たちが由来した外国に結婚相手を娶るという家族もありますが、ここまで来たら、「国籍」とは一体なんの意味を持つのかな、と考えてしまいます。
もうひとつのリストを見てみましょう。次のリンクはフィリピンの美人コンテスト優勝者の一覧です。
お気づきでしょうか。フィリピンの美人コンテストにしても、やはり混血の人が目立ちます。もちろん、みんなは「フィリピン人」なのです(コンテストで優勝した後、「国籍に問題がある」とのことで失格となった人もいますが)。しかし、国を代表する「美人」が混血だったりハーフだったりするということは、フィリピン人の「美的感覚」そのものが、長い植民地時代によって「本来」のものから変貌してきたと思うのが自然だと思います。現在のフィリピン人は、国のナンバーワンの億万長者が華僑だったり、国を代表する美人がハーフだったりすることになんら抵抗感がなくなってきてしまいました。「グローバル化」によって、国がここまで変わってくるのですね。
何を隠そう。私だって、スペイン人の血が少しは入っています。そして、私が属していた「社会層」はやはり、そういう系統の人が多いのです。しかし、みんなは「フィリピン人」なのです。とはいえ、我々の「層」に仕えるメイドさんなどはやはり、「違う」という認識があるわけです。何が違うかというと説明しにくいのですが、「人種が違う」とまで行かなくても、それに限りなく近い感覚があるような気がします。何せ、「見た目」で人の属する「社会層」を判断する場合があるわけです。つまり、一国の社会の中に、ある意味で「人種」による「分業」ができていると言えるのです。これが「格差社会」の一面であり、「グローバル化」の結果なのです。
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2コメント
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2014年 9月 08日トラックバック:八重桜の会公式 移民・多文化共生政策に反対する日本国民の会
メイドを雇って働いて20万円稼いで、メイドに15万払えばたった5万しかならない
子供が悪くなる
メイドが7万円本国に送金するから国富の流出である
安倍はバカです
竹中が儲かるだけです
失礼します。
食べ物とかはかろうじて名産、特産が存在しているけど、
言葉、方言は最近では、ほぼ標準語にとって変わってしまった気がします。
もうこれ以上画一化、混血化を進めれば、
超究極的には標準画一化人ができあがるのでしょうね。
どっかでいっかい止めちもらわんとっ、俺んごたる純な九州人は、
超究極的にはたいっ、差別(標準以外は隔離される)の対象になるごたるばいっ。
失礼しました。