アメリカが構想する中国包囲網?
【毎日】も1面記事に続いて、3面の解説記事「クローズアップ2015」では「米、人工島譲歩狙い」との見出し。中見出しは「航行の自由前面に」と「中国「主権に脅威」」の2つ。
3面解説記事では、アメリカの狙いを「11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や東アジアサミットで『航行の自由』を主要議題にして、包囲網を築き、中国から譲歩を引き出すためと見られる」と、独自の分析。米中首脳会談で譲歩を引き出せなかったことで派遣が決断されたと見る向きが多いこと、今後も、中国が既に3,000メートル級滑走路を完成させているファイアリクロス礁などで同様の作戦が続くだろうとしている。
《毎日》は、中国側の対抗措置について、3つのシナリオを描く。1つは今後も監視、追跡、警告を続けること。2つ目は中国艦を米艦に異常接近させたり衝突させたりすること、3つ目は中国艦に、米国の領海を無害通航させること。過去の例から見て、いずれも現実性がある。
8面9面の国際面見開きの作り方は、《読売》と驚くほどよく似ている。右側の面は、環礁を埋め立ててきた「証拠写真」、左ページはアジアの各国で対応・反応が分かれているという記事。
uttiiの眼
《読売》と近い認識だが、《読売》よりも中国の反応に関する部分が具体的で詳細。記事のレベルは高いように思う。ちゃんとした軍事記者がいるのだろう。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。