緊縮財政が原発事故の原因か?
- 2013/10/25
- 経済
- 原発, 緊縮財政
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電力需要の伸び悩みも緊縮財政と共に始まった
↓事故直後の朝日新聞の報道
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104060163.html
(asahi.com(朝日新聞社):福島第一原発の安全不備 非常設備は改修せず – 東日本大震災)
↓事故調査委員会の報告書(「第1部 事故は防げなかったのか」あたりをご確認ください)
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3856371/naiic.go.jp/report/
「電力需要が伸び悩んだ1990年代後半以降」とは、緊縮財政によって名目GDPがゼロ成長に陥った時期とピッタリ重なります(言うまでもなく、マクロ経済の停滞が電力需要伸び悩みの原因です)。
こうしたマクロ経済環境が、同時期に議論されるようになった電力自由化の動きと共に電力会社の経営を圧迫かつ不安定化する中で、原発向け投資が真っ先に削られている(他の発電に比べてインフラコストがかさむため)ことが、業界全体のデータからも見て取れます。
結果、安全対策向けの投資もおざなりになり、2000年代以降の原発事故の多発につながった、というわけです。
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