日本との貿易交渉に関する政府高官によるプレスへの背景説明(仮訳)
- 2014/5/12
- 政治, 経済
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Q しかし、日本の貿易担当相は狭まったとは言え、まだギャップがあると話しましたよ。それは正確な評価ですか?
政府高官: 私は正確なのはまだ交渉すべきことが残っているということ(だけ)だと思います。 取り組まなければならない詳細はあります。他の品目に比べて作業がまだまだ残っているものもありますし、つまりまだたくさんやらなければならないことが残っていて、我々はそれについて作業を続けていきます。
しかし、私は我々二人が感じたのは・・・甘利大臣と私、より重要なことに、大統領と安倍総理が、この解決策(breakthrough)に基づき、もしくは私たちがここ2、3日の間に作り上げたものに基づき、我々が本当に我々の二国間交渉の解決策を見つけたと感じたのです。そしてこれがなぜ重要なのかと言えば、それにはいくつもの理由があります。
一つにはそれ自身が重要だということ。なぜなら我々は世界で第三位の規模を持ち、米国製品を輸出する素晴らしい機会をもたらし、それが米国の雇用を生み出す日本市場へのアクセスを求めているからです。しかしまたTPPの文脈の中で、他の市場アクセスに関する交渉が米国と日本の間で片付くことを待っている状況で、現在我々はその解決策を得たわけですから、これが他の二国間市場アクセス交渉に拍車をかけるきっかけになることを期待しています。
そして次に、これはTPP交渉参加国がルールについて合意するためにも不可欠です。TPPは実際には二つの交渉です。一つは知的財産権、国有企業といったルールに関するもので、一つは我々の市場アクセスです。他の国がルールに関して合意するためには、彼らがこの協定から何を得られるのかを知りたいと考えていて、つまりそれが市場アクセスの部分なのです。
ですから我々はルールについてはかなり進展をしました。12月と2月に我々は閣僚会合を開き、考えられる着地ゾーンを明確にし、それから一連のルールに関する着地ゾーンに合意しました。しかしルールに関して協議を締めくくるためには、市場アクセスの解決策が必要です。そしてここでの会合はそのプロセスの始まりです。なぜなら全ての他の国が、自分たちの国の問題を解決する前に米国と日本が市場アクセスの問題を片付けるのを見守っているからです。
Q 日本政府はこれら6分野に対して、聖域という考え方を外すことに合意したとおっしゃるのですか。
政府高官: これらは日本にとってセンシティブな分野で、TPP交渉を行うに当たってこれらの分野に対する国民感情は考慮に入れなければならない、と言えます。しかし同時に、新しい、意味のある市場アクセスを創出するというTPP全体の野心的な前提条件も考えなければなりません。
Q 合意はありましたか?日本はなかったと言っています。これは合意ではなく、ギャップが縮まったと、それだけです。
政府高官: いえ、マークの質問への答えが基本になると思います。まだ交渉しなければならないことがあります。今回のことを特徴づけるとすれば、我々には解決策がある、とします。我々には解決策があり、これらの問題を解決する道筋があります。そしてこれは他の市場アクセス交渉や、ルールに関する交渉を最終的に妥結にも関連しているので、カギとなる道標なのです。
Q しかし貿易交渉に関して報道する場合、私がこれまでに行ってきたのは、関税の水準に関してライン毎に詳細に見て最終の合意がなされるまでは・・・「breakthrough」という言葉を使うことについて、私は自分が理解しているかどうか自信がありません。どうしたらこれから一か月後に、日本が最後の2.5%について交渉すると言わせないようにできるでしょうか。
政府高官: 繰り返しになりますが、我々は解決ができそうだ、解決への道筋がありそうだと思った多くの点で細かく作業しました。あなたは貿易交渉を報道しているからご存じでしょうが、全てが合意されるまで、何も合意されることはありません。ですから合意があったかと言えば、合意は包括的なパッケージが出来上がった交渉の最終日に合意ができるものです。それは今現在の状態とは違います。我々は、他の交渉のカギを解く主要な市場アクセスに関する問題をどのように解決するかの可能性が見えている状態です。
Q (不明)日本が最初から***な要素は、関税撤廃までの期間の延長でしょうか。彼らがどう感じているのか、この解決策から何を得たと考えているのかを知りたいのです。
政府高官: それはいろいろな物の組み合わせです。私が述べた通り、時間という要素、段階的措置があります。最終的な終着点は、関税は撤廃されるか、削減されるか、またはそれ以外の市場アクセスを創出する機能があるか、それらはどういう構造なのか、です。ですからたくさんの要素がありますので、文字通り品目分野ごとの作業だけでなく、これら6つの分野だけでなく、文字通りそれぞれの分野のタリフライン毎の作業が必要で、なぜならある農産品はこういう措置ができますが、もう一つのものは他の措置が求められるからです。ですから、これらの要素の全体の組み合わせなのです。
Q 埋まっていない溝を解決するためのタイムラインはありますか。
政府高官: 我々は継続して協議中で、必ずこれからも継続して再交渉することになるでしょう。交渉相手を想像するとして、最初に首席交渉官が集まるでしょう。5月中旬にもう一度全ての国が集まる首席交渉官会合が開かれるでしょう。そしてTPPの閣僚はこれも5月中旬に行われるAPECで顔を合わせるでしょう。
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