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個人心理学の意味。
アドラー先生は、そもそも自分の心理学のことを、
個人心理学
Indivisual Psychology
と呼んでいます。
自分で「アドラー心理学」とは呼んでません。
まぁ、そう呼んだら呼んだで、山田さんが自分の心理学を「山田心理学」と呼ぶようなものなんですが。
さてこの『個人心理学』の『個人』こと
Indivisual
は、
divide…分ける
の
in…否定
で、「分けられない」という意味になります。
すなわち「理性」「感情」、また「意識」「無意識」というような考え方は存在せず、どんな人のどんな判断も、自分の「一つの心」しかない、というわけです。
使い分けの証明。
実際、『人間は感情に左右されておらず、目的によって使い分けている』ということの証明として、他にもこんな例があります。
たとえば、お母さんが子供に怒ってるシーン。
「あんた何で言うコト聞かないの!? ふざけんじゃないわよ!」
そんなとき、電話が鳴ったりします。
「あらぁ、先生~♪ いつもお世話になっておりますぅ♪
はい、はい、はぁい~♪ 今後ともよろしくお願いしますぅ~♪」
そして電話を切ったあと、
「だいたいアンタはー!」
とまた怒り始める。
こういうこと、よくあるのではないでしょうか。
すなわち「子供には『怒りで言うことを聞かせたい』
先生には『しとやかなお母さんに見られたい』」
それぞれ『目的』による使い分けがあるわけで、人間が感情に左右されているなら、こんなコトはできないわけです。
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