【理性の操縦方法】アドラー心理学で、ダイエットもやる気を出すのも思いのままに!

それは習慣づいてるだけ。

「でも本当にそういうことを考えず、つい怒っちゃう人、つい泣いちゃう人もいるのでは…?」

そういうご意見もあるかもしれません。

でもそれは、その本人に、昔から「泣く」「怒る」という習慣がついているだけ。

怒るたびに、周りが従ってくれた。
泣くことで、みんなが「かわいそう」と言うコトを聞いてくれた。

そんな風に、あまり大きな問題にならず、それでいて、うまく「いいもの」をゲットできていたという経験が積み重なることで、もう無意識の習慣になってしまっているのです。

「つい」ではなく、それが身についてしまっているだけです。

お菓子を食べてしまうのも…。

そしてこれは「ダイエット中なのに、お菓子を食べてしまう」という場合も同じです。

「食べちゃダメだと分かっているのに…」
「太ることは理性では分かっているのに、それでも…!」

食べてしまう人は、そんな風に言うはずです。

しかしこれも、

「本当は、食べても大丈夫と判断している」
「本当は、食べちゃダメであることが、根本的に分かっていない」

ということになります。

感情のせい、無意識のせい、欲望のせい…

そんな風に責任転嫁しつつも、本音で「食べたい」と判断しているわけです。

まぁ実際、食べたいという気持ちは今この瞬間のものですが、たとえば「太る」とか「健康に悪い」というのは長期的な感覚なので、やはり今目の前の方が優先してしまうのは、ある意味当然なんですが。

何にせよ「二つの思考が戦う」とかでなく、本人の
「たった一つの思考として、一番したいことをしてしまう」というわけです。

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西部邁

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  1. 2016-2-24

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