ただ100を数えるだけ。人生がみるみる変わる不思議な方法

カウントのメリット「細切れ」

さて、100カウントについて話すと、

「なぜわざわざカウントするの?」
「カウントのメリットって?」という疑問が湧く人がいると思います。

ではここから、カウントのメリットや意味を説明していきます。本当にたくさんありますが、代表的なものについて話します。

まず何より大きなメリットは「カウントを意識することで、自分の人生の瞬間を意識してほしい」からです。

たとえばあなたは、「とりあえず1日過ごせ」と言われたら、どうしますか?

その1日で、本を読む人もいるかもしれません。
勉強する人も、遊ぶ人もいるかもしれません。
ただ寝て過ごす人もいるかもしれません。

自分自身、休みの日とかに、本当に長時間、ボンヤリとネットを見ていてしまったときもありました。
あれホント、どんどん時間ばかり過ぎていきます。気づくともう夕方!何してたんだ今日は!と思ったことも多々ありました。

では「1時間ごとにチャイムが鳴るので、1時間ごとに行動を意識してください」と言われたらどうでしょうか。

ほぼ間違いなく「朝から晩までダラダラ過ごす」という人は減るはずです。ある意味、学校の時間割に近いですね。行動は少しだけ、キビキビするはずです。

でも「じゃあこの1時間で自習しよう」と思ったとしても、せいぜい10分か20分でダラけてしまって、あとは寝たりマンガを読んだりしてしまう人もいるのではないでしょうか。

ではさらに進めて。「2分ごとにチャイムが鳴るので、2分ごとに行動を意識してください」となったら、どうでしょうか。
おそらく、1時間より、さらに濃密に時間を使えるのではないでしょうか。

もちろんですが「2分ごとにチャイム?集中が途切れちゃう」という人もいるかもしれません。そのときは、別に「2分×1」「2分×3」というように、時間を自由に使えばいいだけです。

実際に、人間が短期集中できる時間は、せいぜい15分くらいと言われています。もちろんそれより集中力が短い人も、多いかもしれません。自分自身も、5分程度で集中できなくなってしまうことも、よくあります。しかし2分程度であれば、「これくらいなら」と行動できるのではないでしょうか。

この「2分」は目安です。アバウトで構いません。1分~5分まで、好きな時間で大丈夫です。

「ふと思い出したときに、ちょっとだけ行動」くらいで考えてください。

いずれにせよ、とにかく行動というのは「細切れ」にした方が、一日を濃密に使えるのです。

これは「別の人」で考えると、より分かりやすいかもしれません。
あなたが学校の先生だとして…。生徒を1日放って自習させた場合と、1時間ごとにチェックして自習させた場合と、2分ごとにチェックして自習させた場合。

おそらく1日や1時間では、ダラける生徒、遊び始める生徒もいるでしょう。しかし5分ごとに監視や注意すれば、より勉強の密度は増えるのではないでしょうか。

もちろんですが「オール勉強」であったとしたら、どこかで疲れるはずです。ただ「短時間で切り替える」という意識であれば、疲れていればいったん息抜き、ちょっとだけ遊ぶ、少しだけ読書、など、細やかに発散させて、最終的に勉強の成果などは、もっとも上がるのではないでしょうか。

これは、この「100」のカウントの意味の一つです。

あなたが「疲れたな」と思うたびに「では2分を目安に、また別の行動を取ろう」とか「この2分で、カウントを意識して、こんなことをやってみよう」と意識させます。

これにより、一日を2分×100に細切れにすることができます。

今回のまとめ。「100カウント」

「細切れ」にしてみると、一日を有効に使える。

『★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』第535回より一部抜粋

著者/大和まや・ゆうきゆう(精神科医・心理研究家)
あらゆるジャンルの心理学を極めた、セクシーな精神科医たち。あやつる心理学のスキルは1000を超える。「ゾクゾクしなければ人生じゃない!」がモットー。読めば心が軽くなり悩みも解消されるメルマガを月に2回のペースで配信中。
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西部邁

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