※この記事は「チャンネルAJER」様より記事を提供いただいています。
他の記事も読むにはコチラ
アンファーは1987年10月8日設された日本の医薬品、エイジングケア化粧品、健康食品製造販売会社で、育毛シャンプー「スカルプD」が主たる製品である。主にエイジングケア製品の研究開発や製造・販売を手掛け、専門医師が監修する薬用化粧品、サプリメント、健康食品等の製造・販売も行う。
医薬品といっても、第三類が4つのみ。また、「83万人の頭皮データと24人のドクター と研究を重ねたスカルプ」と言っているが、ホームページには17人の写真しかなく、そのほとんどは、AGA治療しているクリニックの医者。83万人の信憑性は?また、送られてこないとか、成分が変わったとか、頭皮が荒れたなどのトラブルがあとをたたない。
ノンシリコンシャンプーは、効果には大差が無いのだからコストパフォーマンスではノンシリコンの大負け。楽天で「男性シャンプー」と検索すると16商品しか出てこない。うち15品がスカルプというのも変だ。何か曰くがあるかもしれない。
「アンファー」が東京国税局の税務調査を受け、2011年3月期までの2年間で約1億5千万円の所得隠しを指摘された。重加算税を含む追徴税額は約5千万円で、同社は修正申告した。
毛髪クリニックリーブ21
設立は1993年11月(1976年8月創業)「自分の髪を生やす」とした発毛促進・脱毛予防目的の施術・カウンセリングを主なサービスとしているが、医療機関ではないため、治療するものではない。そのため、効果には個人差があり、成果は保障していない。これに対応するため、一部のコースでは返金制度を設けている。
「必ず生えてくる」との勧誘を信じ発毛サービスを受けた大阪府内の男性(58)が、効果がほとんどなかったとして、業界大手「毛髪クリニック リーブ21」に慰謝料など約830万円の損害賠償を求めた訴訟が、同社が解決金430万円を支払うことを条件に大阪地裁(平林慶一裁判官)で和解した。
訴状によると、男性は2001年4月、同社のチラシをみて「頭頂部が薄くなって久しい」と相談したところ、従業員から「大丈夫。必ず生えてきます。発毛には3年を要する」などと言われて契約した。2005年5月まで週2回のペースで施術を受けたが、細い毛が少し生えた程度の効果しかなかった。同社は訴訟で「効果には個人差があると事前に伝えていたし、広告にも明記している」と反論したが、
地裁の和解勧告を受け、契約金の約9割にあたる解決金を支払うことで和解した。
「必ず生える」「どんな重症の脱毛症でも髪は甦る」と言うことになっているようだ。男性には毛髪分析とやらで「脂漏性 粃糠性 男性型」のセットで圧力をかけ、2年、3年のコースを勧めるらしい。莫大なお金がかかるが、「改善されなかったら返金」といううたい文句。しかし、「細い毛が少し生えた程度」でも改善されたとして返金しない。「抜け代わりに新しい毛が生えてくる」でも発毛にされるらしい。
それなら100%近いのは当たり前。それで90何%かの発毛率になるのだろう。発毛施術1回の通常料金は16,200円。「発毛トータルコース1年」では施術100回+αの費用がかかる。驚いたのは、ホームケア商品に「スカルプコンディショナー」があったのである。まさに、同じ穴の狢である。
発毛剤として認められているのは、大正製薬のリアップだけだ。騙されないように。
(株)ナンバーワン戦略研究所 矢野新一
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。