ドクター非モテの非モテ教室(その一)
- 2014/12/23
- 文化
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非モテ神、光臨――その名は伊集院光!!
妹:お兄ちゃんも毎週聞いているでしょ? 伊集院光よ。
博士:伊集院というとアレか、テレビメディアでは無難な「微笑みデブ」を演じつつ、毎週月曜日深夜TBSラジオの奴の番組、JUNK伊集院光の『深夜の馬鹿力』では非モテやオタクどもを相手にトークを繰り広げておる、腐れオタクどもの教祖か!
助手:は……博士……どうして詳しいんですか……?
博士:ふん! ヤツは何かというとブスネタで笑いを取る、最低の男じゃ! 確かにお前らが持ち上げるにふさわしい、ミソジニーとホモソーシャルの権化と言えるわ!!
助手:そ……そうなの? まあ、確かに伊集院のラジオ、ブスネタが多いけどさ……。
妹:まあ、あなたたちの言うミソジニー、ホモソーシャル概念からすれば、伊集院はその権化かも知れないわね。
でも、それじゃああなたのボスであるフェミニストは、伊集院を批判しているかしら?
博士:う……。
妹:少なくとも私は、フェミニストたちが伊集院を批判しているところを、聞いたことがないわね。
助手:そ……それは、何故……?
妹:その辺も含めて、次回から詳しく見ていくことにしましょうか。
*ぼく(兵頭)は実際に北原みのりさんにこう言われたことがあります。
コメント
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連載始まってたんですね、こちらでは初めてコメントします。
ここ最近はツイッターなどを見ていると、以前に比べて随分幅広い層からフェミニズムへの批判が寄せられるようになった印象があります。
しかしフェミニズム側の認識はそうではないようで、以前ある人が「最近は非モテ男がマッチョに偽装してフェミを叩くようになった」などと言っているのを見て苦笑してしまいました。
普通に考えて、それはマッチョ層にもフェミニズムの問題点が目につくようになったということだと思うんですが、フェミニズム批判はどうしても「非モテ弱者男性」の仕業ということにしないと都合が悪いのでしょうね。
強者男性ならフェミニズムに寛容、なんておよそあり得ないことだと思うのですが。
伊集院氏がフェミニズムの標的にされない理由は、「非モテ論客」とは思われていないからかな…と漠然と思っているのですが、本当のところはわかりません。次回も楽しみにしています。
おお、コメントありがとうございます!!
>「最近は非モテ男がマッチョに偽装してフェミを叩くようになった」
う~む、何を根拠にそんなことを言ってるんでしょうね。
彼女らは弱者男性を罵倒しつつ、そうした人々の心理に「マチズモ」を見出すのが大好きな気がします。
「仮に弱者でも精神的にはマッチョだから叩いてもいいのだ」というリクツなのか、純粋に「弱者の癖に」と嘲笑したいのか。
>強者男性ならフェミニズムに寛容、なんておよそあり得ないことだと思うのですが。
彼女らの周囲には、「本当に強者であるが故に、その余裕で女性のフェミニズムも調子をあわせて上げる」といった層しかいないでしょうし、むしろ「強者は私たちに寛容だ」と勘違いしてしまっているのかも知れません。
もしよろしければまたコメントください。
>彼女らは弱者男性を罵倒しつつ、そうした人々の心理に「マチズモ」を見出すのが大好きな気がします。
「弱者男性はマチズモを内面化しているから本当の敵である強者男性を叩かずにフェミニズムを叩くのだ」といったものですね。
しかし男なのに弱者を自称している時点でマッチョ規範からは外れていますし、むしろフェミニズムを擁護する男性の側にこそマチズモを見出すことができるように思います。
フェミニズムを擁護する男はしばしば「チンポ騎士団」などと揶揄されたりしますが、これは一見リベラルな態度を取っていながら結局女性を守って格好つけたいだけ、という点を見透かされているからではないかと思います。
そして実はフェミニストもそうした男達に守られたいという願望があり、だからこそ自分達を守ってくれないどころか批判してくる弱者男性が気に食わない、ということもあるのでしょう。
フェミニストも結局マッチョ男が好きなんじゃないか、などと言われることがありますが(実際には内面がマッチョで表面的にはリベラルに振舞う男でしょうが)、弱者男性を主なターゲットとしているフェミニスト達の振る舞いがそれを実際に証明してしまっている気がします。
>しかし男なのに弱者を自称している時点でマッチョ規範からは外れていますし、むしろフェミニズムを擁護する男性の側にこそマチズモを見出すことができるように思います。
フェミニズムにとっては「男性は一枚岩で悪者でなければならない」からこそ、「弱者男性」という存在が許せないのでしょうね。
>そして実はフェミニストもそうした男達に守られたいという願望があり、だからこそ自分達を守ってくれないどころか批判してくる弱者男性が気に食わない、ということもあるのでしょう。
恐らくそうだと思います。
二十年ほど前、上野千鶴子師匠などが論壇氏などで盛んに書いていた頃、彼女は「保守オヤジ」「反動オヤジ」といった罵声を好んで使っていました。
これなど男性がまだ権力を持っていた時代の光景だな、との感じがします。
「権力を持ったオヤジに、怪獣ごっこの怪獣役をやってもらっている」ことに、彼女はどこか喜んでいたようにすら、今にしてみれば思えます。
ひるがえって今のフェミニストたちの「弱者男性」への罵声は、本当に冷酷の一言です。