ですが、川相選手とは逆に伸びない選手もいます。コーチが、朝のミーティングで「昨夜はバットを振ったか?」と聞くとひとりは、「はい、500本は振りました。」と元気よく応え、もうひとりは、「300本振りました。」と答えます。
そこで、「そうか、ただ振っただけか?」と重ねて聞いてみると、ふたりは下を向いたまま黙ってしまいました。
「俺が聞きたいのは、どれだけやったかよりも、なにをやったか。中身なんだ。なにも考えずに500本振るより、アウトコースの低めを想定して100本素振りをすることの方が大事なんだ」
と諭しました。
ただ漠然とバットを振っても身にならない。考えて練習する、しないでは大きな差が出るのです。
苦手を克服し、他の選手にないものを身に付け、長所はさらに伸ばす。これを実行するかどうかが、伸びる選手と伸びない選手の違いなのです。
引用先
『プロ野球スカウトが教える一流になる選手 消える選手』祥伝社 著者:上田武司
ビジネスマンにも共通することがあります。
伸びるビジネスマンは、とにかく素直です。素直なぶん、言われたことは行動に移すのが早いし継続して物事に取り組みます。
さらに、その行動継続の中で自ら「こうすればもっとよくなるかも?」ということを考え、ドンドンと試していくようになるので、発想力や思考力が自然に養われ、やがて、それらが行動と同一スピードでリンクするレベルに達していきます。
つまり、人より何倍も多くの経験を積むことができるようになります。
その結果として、仕事の質が高まり周りからの信頼も得られ、大きな仕事を任されるようになったり
「あっ、あの件ならあいつに任せておけば大丈夫」と「これは」というものは任されるようになりす。
一方、伸びないビジネスマンは、言い訳上手なため、本来持っている思考力をマイナス方向へ働かせます。
言われたことに対して、
「いかにそれができないか。」
「いかにそれをやらないか。」
を理屈を並べて説明しだすのはいい例です。
「時間がないから。」
「お金がないから。」
「不景気だから。」
などは典型的です。
要は、やる前から諦め姿勢だったり、言われたことを「やらされている」と受け取ったり、いってみれば言い訳に頭を使う分、行動しても前向きに思考力が養われていくことはないのです。
なので、毎日の業務を苦痛と感じるようになり惰性の中で業務をこなすだけの人間になってしまいます。
当然、そのような人間には大きな仕事、チャンスは回ってきません。
毎日の業務の中で、大小関わらず、いつチャンスが巡ってきても「その件は、俺に任せておけ」といえるくらいの準備ができていますか?
もしできていないとすれば、その日のために、今日からどんな工夫ができますか?
今日のまとめ
『伸びるビジネスマンになろう』
・伸びるビジネスマンにとって必要な条件とはなにか? ノートに列挙していく。
・書き出した条件に当てははまるようになるためには、何が必要か? 考えノートに書き出す。
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