藤沢 小説で弁理士を取材することになって、メルマガで弁理士募集したんですね。弁理士って日本に1万人くらいしかいないんですけど、メルマガで募集したら弁理士やってる人が40人位取材に協力しますって来てくれて。読者にどんだけ弁理士いるんだって(笑)。僕のメルマガって、そういうインテリ系の人が結構多いんですよね。よく言えば、エリート層に刺さってる。それでふたりぐらいの方に協力していただいたんですが、その内の1人の人が弁理士辞めて、今、競馬の情報商材売ってるんですよ。競馬の情報商材って怪しいのが多いけど、その人はちゃんとやってるから人気が出て、やっぱり年収何千万円らしいですよ。競馬って日本では控除率25%くらいだから、頭が良い人が考えたら、絶対に儲からないと思うから、逆にスポーツ新聞とかの予想で買う素人ばっかりなんですよ。そこの予想で1番人気が圧倒的な低オッズになっちゃうから、意外と歪んでるんですよ。そこをうまく取っていくと、意外と儲かるらしいんです。
堀江 今iPadで自動売買できるようになってるんで。もう10年くらい前からそうなんですけどね。競馬の自動売買ソフトで儲かっている例って今結構あるんですよ。それ、だいたい統計的にアービトラージするやつですよね。歪みをちょこまかちょこまか拾っていくっていう。
藤沢 25%だから逆にプロがいないマーケットなんで、意外と歪んでるっていうのは、面白かったですね。
堀江 かなり歪んでますね。それに判例で、事業として機械売買をやる場合は外れ馬券を経費として認めてくれるようになったんで。あの人は脱税で有罪判決受けましたけど、税金をちゃんと納めていれば大丈夫。事業としてやっていれば。
藤沢 そういう風にネットを使って面白いビジネスやってる人はいっぱいいるけど、結構有名な芸能人とか作家なのに、貧しい生活してたりする人はけっこういるから、その人たちはもっとね、ビジネスモデル考えたほうがいいんですよ。
堀江 動こうとしないんですよ。林真理子さんには本当何回も言ってるけど、「あなたはこうやって稼ぎなさい」って。勝間和代さんみたいに。
藤沢 勝間さんは、はしりですよね。
堀江 勝間さんもね~、あの人変わってますよね。
藤沢 堀江さんの『ゼロ』出版記念パーティでお会いして以来、勝間さんの無料メルマガ取ってるんですよ、僕。
堀江 あれ結構面白いですよね。なんかよく分かんないけど雨の日でも走れるようにバイクに屋根をつけましたとかって。改造マニアなんですよ、彼女。
藤沢 いや~、面白くないんですよ。スーパー行った話とか、タクシー乗るか自転車乗るかの心の葛藤とかそんな話じゃないですか。でも、メルマガって、スマホで超読みやすいんですよね。だから、ついつい読んじゃって、毎日勝間さんに会ってる気がするんですよ。それで、やはりテキストっていいんですよ。
取ってるメルマガで、急にテキストをやめて、これからEPUBにします、ってなっちゃうとね……。EPUBってポチって押してアプリケーション起動させるだけで、急に読む気無くなるんですよ。堀江さんて、EPUB読みますか?
堀江 俺、EPUBクソ派なんで。いつもクソだよねっていって炎上してますね。
藤沢 EPUBに限らず、テキストじゃないと、開くの大変なんですよ。だって、開くのに3秒ぐらいかかっちゃう。3秒って、本当に長いんですよ。
堀江 すごく不思議なんですけど、なんであんな使いにくいフォーマット使うんですかね。
藤沢 やっぱり字の大きさやフォント変えられたり、画像が入ったりするのが嬉しいんですよ。なんでみんな装飾を付けたがるかなって、僕は思うんですけど。
堀江 だからEPUBは最終的に滅びる気がするんですよね。そこは僕、Kindleとかの限界が来るのかなと思っていて。
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