オスプレイの配備
アメリカ海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイが、ハワイで演習中に着陸に失敗し、海兵隊員1人が死亡したほか、20人余りが病院に運ばれて手当てを受けた(5/18NHKニュース)。
開発当初から墜落事故が相次いでいるオスプレイは、沖縄に配備されている。 翁長知事は「県としてはオスプレイの配備に反対で、日米両政府に対し、配備撤回を求めているところだ」と述べ、日米両政府に対し、引き続き配備撤回を求めていく考えを示した。
だが、問題のオスプレイが横田基地へ配備されるという通知(5/11接受国通報)があった。
オスプレイを横田基地に配備する方針を示したことを受けて、基地のある福生市の市民団体は反対の集会を開いたが、政府関係者からは飛行停止を求める何らのコメントもなく、ただただ黙認するのみであった・・・。
米国は「われわれ(米国)が望むだけの軍隊を望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を確保すること」
(『戦後史の正体』孫埼享)
オスプレイは、「平均150メートル(500フィート)」という超低空で飛行訓練する、平均150mとは、最低高度60mの訓練が求められている
(『日米地位協定入門』前泊博盛)
日米地位協定では、日本国内でありながら日本の法令は適用されず在外公館並みの治外法権・特権が保証されており、日米地位協定が不平等である上に、さらに思いやり予算(思い上がり予算?)という恥の上塗り予算まで出している。日本はアメリカの属国なのか・・・。
日本は アメリカの属国、アメリカの言いなりのままでよいのか。
ウィキペディアによれば、
「思いやり予算」以外にも、日本が拠出している在日米軍関連経費は存在する。防衛省公式サイトの「在日米軍関係経費(平成26年度予算)」によれば、平成26年度の在日米軍関連経費の内訳は、いわゆる「思いやり予算」は1,848億円であるが、それとは別に、
基地周辺対策費・施設の借料など 1,808億円
沖縄に関する特別行動委員会(SACO)[5]関係費 120億円
米軍再編関係費 890億円
提供普通財産上試算(土地の賃料) 1,660億円(防衛省の予算外、25年度資産)
基地交付金 384億円(防衛省の予算外、25年度予算)
安倍首相は、5/14「平和安全法制を閣議決定」した。
安全法制と言うが、某国(米国)の戦争に巻き込まれる危険性が高く、戦争法案と揶揄されている。
「安全法制の閣議決定」の最大のポイントは、国際紛争の危険な現場に自衛隊を派遣し、集団的自衛権の行使ができるようにしたことである。外国からの武力攻撃が発生した場合、仲間の国(同盟国アメリカ)が攻撃されたとき、一緒に反撃することができる権利である。
安倍首相は、今回の閣議決定後の記者会見で「憲法の『け』の字」も触れることはなかった、明らかに憲法に違反していることがわかっているから、憲法論議は避けたと思われる。閣議決定するまえに、自民党内でも、喧々諤々の憲法論議はなかった。憲法論議をすれば前に進めないからである。
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