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投稿者プロフィール
内島すみれ
子供の頃から東京、福岡、神戸を転々とする。そのせいか、好んで読む本の多くが、故郷を持たないマージナルなユダヤ系の人が書いたものや、それを扱ったものが多いことに最近気づく。ブログでも練習として批評を書いているが、まだはじめたばかり。最近は、W.G.ゼーバルトの『目眩まし』の分析に取り組んでいる。
ブログ:誰も読まなくなった評論へ
内島すみれ一覧
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- 2014/11/4
- 文化
宮崎駿アニメの構造〜ちぐはぐをつなぎ合わせる「動き」〜
1)部分と全体 宮崎駿や彼の監督作品についての文章を少し読んだだけでも分かることは、高畑勲が語るように宮崎駿の「部分を充実させていって、それの複合体によって作品を作っていく」(※注1)という創作スタイルである。つまり… -
ズレはあさっての方向へ風を通す ~おおひなたごう作『おやつ』(少年チャンピオン・コミックス)について~
1 心に残らない作品 本を読むかどうかを決めるとき、判断材料の一つとして私はアマゾンのカスタマーレビュー星1つを参考にしている。星1つのレビューは、私が興味を持ち始めている本をそれほど面白くないとしているわけであり、こ… -
- 2014/2/26
- 文化
真偽の領分 ―佐村河内守事件から見る―
2000年に放送された三谷幸喜脚本のテレビドラマ『合い言葉は勇気』の主人公、 暁仁太郎は、佐村河内守を彷彿とさせる。 偽物の物語に救われる物語 役者である暁は、とある村の青年に頼まれ、ニセ弁護士として、その… -
- 2014/1/9
- 文化
異化効果の照らすもの
1.ふたつの異化 文学上での効果として、異化という手法がある。それは、日常的に慣れ親しんでいるものを、例えば宇宙人の目から見た人間を描写するときのように、対象を奇妙なもの、滑稽なもの、非日常的なものに変容さてしまう手法…
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2016-4-14
なぜ保育園を増やしても子供の数は増えないのか ~少子化問題の本当の原因~
「日本死ね」騒動に対して、言いたいことは色々あるのですが、まぁこれだけは言わなきゃならないだろうとい…
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2016/4/14
なぜ保育園を増やしても子供の数は増えないのか ~少子化問題の本当の原因~「日本死ね」騒動に対して、言いたいことは色々あるのですが、まぁこれだけは言わなきゃならないだろうとい… -
2016/3/14
やくざ国家・中共に日本はどう対峙すべきか(その1)アメリカの覇権後退とともに、国際社会はいま多極化し、互いが互いを牽制し、あるいはにらみ合うやくざの… -
2016/3/10
「マッドマックス」は単純なフェミニズム礼賛映画ではない「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がアカデミー賞最多の6部門賞を受賞した。 心から祝福したい。…