圧力をかけてパネルを変えさせたらダメだろ

過去に横領疑惑でフジテレビをクビになった経歴を持つフリーアナウンサーの長谷川豊氏は自身のブログで『京大・藤井教授のメール全文を読むと、ガチで頭が痛くなる文面だった件』（http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/45743036.html
）というエントリーにて「圧力をかけてパネルを変えさせたらダメだろ」と書き込んでいます。

しかし、現実には、「圧力をかけてパネルを変えさせた」という事実はなく、すくなくとも現状、公開されている情報においては藤井聡氏が「（パネルの内容が正確性を欠いていると）強く抗議した」ということしか確認できません。

おまけに、彼の異常性が露骨に表れているのは、次の文面です。

コメンテーターにゴネられ「もう出ないぞ！」と脅されたら、スタジオにコメンテーターがいない、という放送事故状態に陥る。スタッフサイドが反論や抵抗しにくい立場なのを分かったうえで自分のいいように文言を変えさせるなど、もってのほかだ。何様のつもりなのか。

一体、誰に確認して、藤井聡氏が「（パネルの内容を変更しないと）もう出ないぞ！」とゴネてスタッフに脅しかけてパネル内容を変更させたということを確認したのでしょうか？はっきり言って長谷川豊氏のこのような発言は全て彼の自由気ままな想像力に基づいた妄想に過ぎません。妄想をもとに非難罵倒され、さらには「絶望的なバカ」とまで断定されてはかなわないでしょう。不明確な手段により極秘に入手したメールと、ワケ分からんアナウンサーの想像力豊かな被害妄想に基づいて非難罵倒されるというのは如何にも異様です。

ちなみに、朝日放送は、今回のパネル内容の変更に関して、次のようにコメントしています。

朝日放送　広報部のコメント
（パネル内容について）
通常と同様、プロデューサー、スタッフ、藤井教授で意見を交わして作り上げました。（中略）
藤井教授の意見によって変えたということではありません。
放送された内容に問題はないと考えております。

このような朝日放送のコメントからも、長谷川豊氏による批判が氏の妄想に基づいた全く的外れな批判であることが確認出来ます。一方で、維新の会が、不当なカタチで私信を入手し、それを無断で公開しながら、番組と放送局に圧力をかけているのは明らかな事実です。

ちなみに、現在、問題となった番組の録画はネット上にアップロードされています。

橋下維新によるBPO申立の対象となった藤井聡氏の大阪W選解説
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27536492

藤井聡氏のメールや、番組の内容変更が、意図的に一方の候補者を有利にする偏向した報道であると批判している方々は、この実際の内容から具体的にどのように偏向していて、どこが問題であるのかについて説明する義務があるでしょう。

逆にそれが出来ないとするなら、批判者は、実際の番組を見てもいないにもかかわらず、「番組内容が不当な圧力によって偏向した内容に捻じ曲げられた！！」と大騒ぎしていたことになりますので、これこそまさに常軌を逸した異常事態であると言わざるを得ません。