未曾有の経営危機。このままマクドナルドは潰れてしまうのか?
- 2015/6/4
- 経営, 経済
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未曾有の危機に瀕するマクドナルド
現在、マクドナルドは未曽有の危機に瀕しています。
昨年7月には中国の契約企業で期限切れの鶏肉が使用されている問題が発覚。
この問題に対して7月21日には、当該企業から仕入れた鶏肉を使用したメニューの販売休止を即座に決定しましたが、変色した鶏肉が混ぜ合わされる内部告発の生々しい映像が、インターネット上で拡散すると、食の安全に細心の注意を払う顧客の足が遠のいていきます。
結果、7月の既存店の売上高は前年同月比マイナス17.4%と大きな落ち込みを記録してしまいます。
さらに追い打ちをかけるような事件が、マクドナルドを襲います。
今年の1月には小さなビニール片やプラスチック片などの異物混入騒ぎが巻き起こって、ネット上で大騒ぎとなりました。
これをマスメディアがこぞって取り上げると、マクドナルドのイメージは大きく傷つき、さらに顧客に敬遠されるようになったのです。
これら異物混入事件は、ようやく消費期限切れ鶏肉の使用問題から立ち直りかけていたマクドナルドの業績に大きな影を落とします。
そして、1月の既存店売上高は前年同月比38.6%減と、未だかつてない落ち込みを記録し、マクドナルドは経営の危機に直面したのです。
これらの不祥事が重なり、2014年12月期の決算では、直営店とフランチャイズ店を合わせた全店売上高が11.5%減の4,463億円、日本マクドナルドホールディングスとしての最終利益は、218億円の赤字に転落することになります。
今年度、逆風はさらに厳しくなり、2015年12月期の業績予測では、全店売上高が14.4%減の3,820億円、最終利益で380億円の赤字と、悪化の一途を辿ることが見込まれています。
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