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近代を超克する(32)近代を超克した後に
近代的な価値観を超克するために、政治上におけるデモクラシー(民主主義、民衆政治)・思想上におけるリベラリズム(自由主義)・経済上におけるキャピタリズム(資本主義)を批判してきました。 対進歩主義 … -
近代を超克する(31)対キャピタリズム[4]キャピタリズムを超克する
資本主義(キャピタリズム)について、西欧における代表的な論者の意見を参照してきました。最後に、高橋是清(1854~1936)の見解を参照します。 高橋是清は、財政家であり政治家です。江戸の生まれで、日本… -
近代を超克する(30)対キャピタリズム[3]ケインズとシュンペーター
今回は、イギリスの経済学者ケインズ(John Maynard Keynes, 1883~1946)と、オーストリアの経済学者シュンペーター(Joseph Alois Schumpeter, 1883~195… -
近代を超克する(29)対キャピタリズム[2]マックス・ウェーバー
マックス・ヴェーバー(Max Weber, 1864~1920)は、ドイツの社会学者・経済学者です。社会学の黎明期の主要人物の一人です。 ウェーバーの資本主義の精神 ヴェーバーが1904年から… -
近代を超克する(28)対キャピタリズム[1]マルクス
近代的な価値観を超克するために、ここからしばらくは、経済上におけるキャピタリズム(資本主義)について検討していきます。 資本主義という言葉 資本主義(capitalism)という言葉は、かなり曖昧… -
近代を超克する(27)対リベラリズム[10]リベラリズムを超克する
西欧における自由論について、代表的な論者の意見を見てきました。ここでは、それぞれの自由論を考慮し、西欧の自由一般について振り返ります。 西欧「自由」の定義について 西欧における自由の代表的論者は、… -
近代を超克する(26)対リベラリズム[9]ハイエク
ハイエク(Friedrich August von Hayek, 1899~1992)は、オーストリアの経済学者です。著作である『隷従への道』・『自由の条件』・『法と立法と自由』・『致命的な思いあがり』などから… -
近代を超克する(25)対リベラリズム[8]フロムとバーリン
自由には、積極的なものと消極的なものがあります。前者の肯定者として、米国の精神分析学者で社会思想家であるフロム(Erich Fromm, 1900~1980)がいます。また、後者の肯定者として、イギリスの政治哲… -
近代を超克する(24)対リベラリズム[7]ミル
ジョン・スチュアート・ミル(John Stuart Mill, 1806~1873)は、イギリスの哲学者で経済学者です。社会民主主義や自由主義思想に多大な影響を及ぼしました。晩年は自ら社会主義者を名乗っています… -
近代を超克する(23)対リベラリズム[6]カントとヘーゲル
今回はドイツの哲学者イマヌエル・カント(Immanuel Kant, 1724~1804)と、ドイツの哲学者ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel, 1770~1831)の見解を参… -
近代を超克する(22)対リベラリズム[5]アダム・スミス
アダム・スミス(Adam Smith, 1723~1790)は、英国の経済学者で古典派経済学の創始者です。著作である『国富論』から、アダム・スミスの自由について見ていきます。 アダム・スミスの『国富論… -
近代を超克する(21)対リベラリズム[4]ホッブズとロックとルソー
今回は、イギリスの哲学者ホッブズ(Thomas Hobbes,1588~1679)とジョン・ロック(John Locke, 1632~1704)、およびフランスの啓蒙思想家ルソー(Jean-Jacques Ro… -
近代を超克する(20)対リベラリズム[3]キリスト教における自由意志
キリスト教においては、神の前における自由が問題となります。全知全能の神という設定において、自由意志の問題が発生するからです。 全知全能の神という設定の前では、人間の意志による選択ということが不可能になると考… -
近代を超克する(19)対リベラリズム[2]西欧古代
西欧古代における自由は、古くはギリシャ語のeleutheria(エレウテリアー)、およびラテン語のlibertas(リーベルタース)を挙げることができます。 古代ギリシャ語のeleutheriaは民主制と結… -
近代を超克する(18)対リベラリズム[1]西欧の自由
近代的な価値観を超克するために、ここからしばらくは、思想上におけるリベラリズム(自由主義)について検討していきます。 西欧の自由 西欧における自由は、一言で表すと「制限の不在」という意味の言葉にな… -
近代を超克する(17)対デモクラシー[10] デモクラシーを超克する
近代的な価値観を超克するために、西欧政治学を参照し、政治上におけるデモクラシー(民主主義、民衆政治)について検討してきました。歴史に名を残す論者たちの政治論は、参考とするに十分な内容を兼ね備えていました。 … -
近代を超克する(16)対デモクラシー[9] ミルとデューイ
今回はイギリスの哲学者ミル(John Stuart Mill, 1806~1873)の『代議制統治論』と、アメリカの哲学者ジョン・デューイ(John Dewey, 1859~1952)の『民主主義と教育』を参照… -
近代を超克する(15)対デモクラシー[8] バークとトクヴィル
今回は、保守思想家と呼ばれることもあるイギリスの政治家バーク(Edmund Burke, 1729~1797)と、フランスの政治家トクヴィル(Charles Alexis Henri Clrel de Tocq… -
近代を超克する(14)対デモクラシー[7] モンテスキューとバジェット
モンテスキュー(Charles Louis de Secondat de la Brde et de Montesquieu,1689~1755)は、フランスの啓蒙思想家であり、法学者です。著書である『法の精神… -
近代を超克する(13)対デモクラシー[6] ルソー
ルソー(Jean-Jacques Rousseau, 1712~1778)は、フランスの啓蒙思想家です。著書である『社会契約論』は、フランス革命に大きな影響を与えました。 ルソーの社会契約 ルソー…