Appleの新製品がしょっぱくなってきた。スマホはもう「終わり」なのか?

株価を気にして挑戦しないアップル

そして、以前より何度かお話し申し上げているように、ディバイスで大切なのは「あたらしいサイズ感」です。

iPad Proの大きさであれば、いままでのMacBookでも同じサイズがあり、本来iOSであたらしいディバイスをリリースするなら、Mac Bookでは出せないサイズで出すことが必要だったように思うのです。

ですのでiPad Proと同時に、iPad mini Proを出し惜しみしないで併売リリースすることで、他社にできないサイズの提案をするのが、いまのアップルには必要だったはずです。

このような挑戦をしなかったのは、現在のアップル の経営陣が「失敗したくない」と考えながら、株価を気にしている姿勢が見て取れます。

歴史を振り返れば2001年にiPodとOSXを発表し、それから5年半後にiPhoneを発表。

その三年後にはiPadが発表されました。

この00年代の8年半の間に、アップルは大きな偉業を成し遂げ、世界を一変させました。

それは倒産寸前だった企業の挑戦そのものでしたが、残念ながらその勢いは現在停滞しており、気がつくと競合の後塵を拝しています。

アップルは15年間もOSXとその簡易版のiOSをいまだに使い続けており、怖がって次の提案ができずにいるように僕には見えます。

世界が実体経済と乖離して株価だけがあがるように、いつまでアップルは大したことない製品を発表する華美なイベントを続けるつもりなのでしょうか?

僕自身、最近のアップル製品に落胆していますが、代替商品がないのも事実であることを考えると、コンピュータの終焉はもとより、どう考えてもタブレットやスマートフォンが終わりに近づいている気がしてなりません。

東京の嵐の中で見たファイナルパーティは、わかっている者(主には投資家等)はダンスを楽しみながら、ゆっくり出口に近づいているように見えました。

これはもしかしたら、シリコンバレーの終焉が近づいている、ということのようにも感じています。

などとそれなりのことを書いてますが、実は飛行機に乗り遅れたんです。

ええ、寝坊して(泣)。

これを、朝までストリーミングでみてたのにおもしろくない製品を出したアップルの問題にするには、少し無理がありますね。

たとえ、デジタルディバイスの終焉が事実だとしても。

今日は快晴、空港に向かいます。

高城未来研究所「Future Report」』より一部抜粋

著者/高城剛(作家/クリエイティブ・ディレクター)
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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